こんばんは。
例年よりはかなり暖かい12月ですが、空だけ見ていると
雪でも舞ってきそうな雲でしたね。
今週のレッスンを先ほど終了しました。
最近、楽器のサイズ・アップをした生徒さんがいるので、
今日は、楽器のサイズ替えについて少し書いてみたいと思います。
ヴァイオリンは身体の成長に合わせて、
楽器のサイズ変更をしていくのですが、
1/16から4/4(フルサイズ)まで7段階あります。
サイズ替えをした時に気をつけてほしいのが、弾く姿勢(特に弓)と音程。
弓を弦に乗せる位置は、指板と駒のちょうど真ん中あたりがベストです。
その位置で弦に対して直角にまっすぐ弓を動かすと一番良い音が出せますが、
楽器がサイズアップしたことにより、今までと同じ感覚で弓を乗せると
真ん中より駒よりになってしまいます。
そして、弓も長く、重くなっているので、
まっすぐ弾けず肘を後ろに引いてしまいがち。
ヴァイオリンを習い始めた時、最初に練習した開放弦だけの練習を、
もう一度やってみてください。
指板と駒の真ん中を、弦に対して直角に弾けているかに意識を集中させて、
また、ダウンで弾いた時、弓の先まで使おうと思わず、
右肘が伸びきってしまわないところで、アップに返しましょう。
次回、サイズアップしたことによる音程の不安定さについて書きますね。