おはようございます。
台風21号、心配ですね。
さて、読みたいと思いながら後回しになっていた恩田陸さんの
直木賞&本屋大賞のダブル受賞作「蜜蜂と遠雷」、やっと読みました。
国際ピアノコンクールの予選から本選までを描いた作品で、
実際のコンクールで、こんなことあり得ないと突っ込みをいれたくなる部分もありますが、
実在するピアノ曲を、比喩表現で語っている、その描写がとても面白かったです。
最近の受賞候補作の傾向として長いものが多く、この作品もそうですが、
本好きでないとめげてしまう長さがあります。
あまり長いものはちょっと・・・と感じる方は、
恩田さんの「常野物語」がお奨め。
3部作ですが、1作品自体はさほど長くないので、読みやすいと思います。