こんばんは!
「今月のお勧め本」しばらく空いてしまいました。
毎月とはいかないかも知れませんが、なるべくコンスタントに
ご紹介できたらと思っています。
今月のお勧めは、この本というより、上橋菜穂子著の作品。
上橋菜穂子と聞くと「守り人」シリーズが浮かぶ方もいるかと思います。
この「守り人」シリーズとは、非情の世界を生きる女用心棒バルサと、
皇子であるがゆえに苦悩し、精霊に翻弄される少年チャグム。
二人の運命を軸に、人の世界と異界とが交差する、まるで壮大な大河ドラマを観るような
シリーズで書かれたファンタジー作品。
「狐笛のかなた」は、
人の心の声が聞こえる不思議な力を持つ少女・小夜と
小夜に助けられた子ぎつね・野火。
隣り合う2つの国の因縁と呪いの中に巻き込まれていく小夜と
小夜をひたすらに思う野火の心が織りなすファンタジー。
どちらも児童文学のジャンルで出版されていますが、
児童文学の域をはるかに超えて、大人も子どもも楽しめる文学作品です!!
読書好きの方はぜひ、「守り人」シリーズを発刊順に、がっつりと読んでみて下さい。
読書はあまり・・・という方には、「狐笛のかなた」がお勧めです!!