発表会を通して吸収して欲しい事その2

3歳~5歳くらいからヴァイオリンを習い始めて、
高校受験・大学受験までみんな10年以上一生懸命練習して_。
(音楽の道に進む子たちを専門に教えている先生は別として)
この中で、音楽の道に進む生徒は1%
音楽の道に進みはしないけれどずっと続けているが3%
あとの97%は・・・・・
もちろん、10年以上一つの習い事を継続したことによって培われるものはあると思います
習っていた10年もの月日の中で、きっと沢山の事を学びとったに違いありません
そしてそれが、その子の心の財産となるはずです。
せっかく楽器が、しかも難しいといわれるヴァイオリンが弾けるようになったのです。
大人になった時、思い出して欲しいのです
一生懸命練習した日々を。弾けた喜びを。
やがて社会人となり、家庭を持ち親になった時、きっとわが子に習い事をさせようと思う時がくるでしょう
その時、もし音楽の習い事を選択するなら、もう一度自分も楽器に触れてほしいと思います
そこで、もう一度習ってみたいと思えばレッスンを受ければいいし、
そうでなければ無理にレッスンを受ける必要はないと思います。
音を出して楽しんでみる。
昔はもっと弾けたのに・・・弾いてないとこんなに弾けなくなるものなんだな・・。
今回の発表会では、以前に習った経験のある方には、もう何年も楽器に触ってないという方にも、
解放弦だけでも弾けるパートを作って参加してもらいます
その姿を子どもたちが見ることによって、将来、そういえば自分が子どもの時に出た発表会で
お母さんが一緒に弾いてくれたな・・・と。
その思い出が、その子が親になった時、自分もちょっと弾いてみようかな??というきっかけになってくれたら・・・
震災の時、ボランティア活動でよく話題にのぼったのが、
「音楽で空腹を満たすことができないが心を満たすことはできる。」
それに対しての批判が
「そう思うのは、音楽家の傲慢である」
この意見の賛否は別として、私は子どもたちに、
音楽で心が満たされたと感じることの出来る感性を持った大人に成長してほしいと思います
 

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